Registration info |
発表枠 Free
FCFS
参加枠 Free
FCFS
|
---|
Description
BitVisor Summit 7
開催趣旨
BitVisor Summit は、BitVisor に興味を持つ幅広い層の方々に、交流や情報交換の場を提供することを目的としています。BitVisor は純国産の仮想マシンモニタですが、BitVisor のように日本国内において研究開発されており、なおかつ高い完成度を持つ低レイヤのシステムソフトウェアはそれほど多くないのではないかと思います。
本 Summit は BitVisor に関する最新の技術的な情報の交換の場を提供するほか,仮想化技術やOSカーネルなど、高度な基盤システムソフトウェア全般に興味を持った研究者・開発者・ユーザが交流する稀少な機会として有益な場となることを期待しています。
第7回目となる今回は、第30回コンピュータシステム・シンポジウム(ComSys2018)と同会場で開催いたします。
開催概要
- 日時:2018年11月28日(水) 10:30~17:00
- 場所:法政大学市ケ谷キャンパス 26F A会議室
- 住所:〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1
- アクセス:
- 【JR線】 総武線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分
- 【地下鉄線】 都営新宿線:市ヶ谷駅下車徒歩10分
- 【地下鉄線】 東京メトロ有楽町線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分
- 【地下鉄線】 東京メトロ東西線:飯田橋駅下車徒歩10分
- 【地下鉄線】 東京メトロ南北線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分
- 【地下鉄線】 都営大江戸線:飯田橋駅下車徒歩10分
- 参加費:無料
- 定員:72名
発表申し込み
connpass の発表枠で参加受付をした上で、下記の Google Form から発表者名、発表者所属、発表タイトル・概要・時間をご回答ください。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdh1zfJl2Vv4DIwY2R5bcnZfb1xBYgYRk_tLaxVPTR7eELq-g/viewform?usp=sf_link
プログラム
10:30-10:50「BitVisorの現状と今後」[スライド]
- 品川 高廣(東京大学)
品川研究室におけるBitVisorに関する研究の概要と今後の展望についてお話します.
11:50-11:30「BitVisor 2018年の主な変更点」[スライド]
- 榮樂 英樹(株式会社イーゲル)
2018年は、大規模PC環境向けOS配信管理ソリューションの開発に伴い、BitVisorに含まれていた細かい問題が修正されたほか、機能が追加されています。変更内容には、NMI関連の問題の修正、IA32_TSC_ADJUST MSRの変更への対応、PCID対応などが含まれます。これらの変更内容について紹介します。
11:30-13:00 昼休み
13:00-13:20「Interesting Issues During NVMe Driver Development」[スライド]
- Ake Koomsin(IGEL Co.,Ltd.)
I will talk about interesting issues I found during developing the NVMe driver.
13:20-13:50「BitVisorによるOSの見かけ上10倍速実行」[スライド]
- 大山 恵弘(筑波大学)
時間管理用のハードウェアの挙動をハイパバイザが改変することにより,OSを見かけ上10倍高速に実行するBitVisorベースのシステムについて述べる.このシステムの上で動くゲストOSでは,time stamp counter (TSC)が通常の10倍の 速度で増加し,時間が通常の10倍の速度で経過する.このシステムにより,アプリケーションの画面が変化する様子を高速に観察することができる.
13:50-14:20 「CTFVisor: BitVisorによるCTF作問・出題支援」[スライド]
- 松原 克弥(公立はこだて未来大学)
ハードウェアデバイスの入出力に介在できるBitVisorを活用して、Jeopardyと呼ばれるクイズ形式CTFの作問・出題を支援する機能の検討について紹介します。
14:20-14:40 休憩
14:40-15:00「TinyVisorによるVM間H/Wリソース動的譲渡」[スライド]
- 安岡 亮輔
TinyVisorはVMが2つ動くようにBitVisorをベースに改造したHypervisorである. TinyVisorの仕様ではH/Wリソースは静的にそれぞれのVMに割り当てられる. 当発表では,このTinyVisor上で動くVMのH/WリソースをVM1からVM2に対して動的に譲渡をできるよう改造したので,その設計等について発表する.
15:00-15:30「bitvisor.ko : BitVisor as a module」[スライド]
- 味曽野 雅史(東京大学)
BitVisorをカーネルモジュールから動的にロード・アンロードする手法を提案します.用途によっては動的な仮想化のオン・オフにより,必要なときにだけBitVisorを利用することが可能となり,開発効率も上げることができます.発表では現在の開発状況や,実装中に遭遇した課題・問題点等についてお話します.
15:30-16:00「ベアメタルクラウドにおけるハードウェア保護に関する研究 & Advent Calendar について」[スライド]
- 深井 貴明(元 筑波大学)
BitVisor を用いた研究の一つとして、昨年12月のCloudComで発表した研究内容を紹介します(発表した論文はこちらです https://ieeexplore.ieee.org/document/8241126 )。内容はベアメタルクラウドで提供する物理マシンのハードウェアに対するユーザーからの攻撃の可能性についての説明、とその防御手法としてBitVisorを用いた手法を提案するものです。
また、これまで3年間続けてきましたAdvent Calendar の振り返りと今年分の寄稿のお願いをしたいと思います。
16:00~ LTなど
※17:00完全撤収
17:30~ 懇親会
https://connpass.com/event/110039/